2月9日の日曜日、まねきねこ会主催の節分会が開催され、ボローニャ内外から21家族、合計64名が参加し、とても楽しく賑やかな会となりました。また、東洋美術研究所の所長でおられるジョヴァンニ・ペテルノッリ先生も参加してくださいました。
開会宣言の後、プログラムの最初は日本語勉強会の子供達全員による劇「十二支物語」の発表でした。毎週土曜日におこなっている勉強会の3時間目に劇の練習をし、また小道具も作ったりと子供達と先生方が一緒になって準備してきました。本番では、12匹の動物たちが神様のもとへ向かう動きやセリフなど、とても堂々とハッキリしていて、子供達の度胸に驚かされました!
さて、次は子供達による音楽演奏。今年は二人が参加してくれました。ピアノ演奏とギター演奏、そしてルービックキューブを6面完成させる、というデモンストレーションもありました(これからも、音楽以外の特技発表の場としてぜひご利用ください!)。司会者がタイムを測るなか、6面そろえる自己ベストを更新!大歓声が上がって会場は大盛り上がりとなりました。
音楽発表会の後は、待ちに待ったお昼ご飯です!今年も腕によりをかけたお料理がズラッと並びました。日本食を作ってきてくれるお母さんたちが多く、それを楽しみに来ている人も多いと思います。レシピを交換したり、食材をどこで買うか、などイタリア生活での情報交換もおこなわれたり、とおしゃべりも弾みます。
お料理を一通りいただいたところで、記念撮影と毎週土曜日に日本語勉強会をおこなっている東洋美術研究所の所長、ジョヴァンニ・ペテルノッリ先生からご挨拶をいただきました。そしていよいよ第二部の開始です!
まずはまねきねこの原点とも言える本の読み聞かせ。やっぱり子ども達は読み聞かせが大好きです。静かにじーっと聞き入っています。「りゅうじんさまは歯がいたい」「おっとっと」「せつぶん」の3冊の本と、「やさしいおともだち」「かさじぞう」の2つの紙芝居を読んでいただきました。
ゲーム大会では、毎回大好評のパン食い競争に、旗揚げ、福笑いそして綱引きをしました。パン食い競争では一人が目隠し、もう一人がパンの場所を伝えるのですが、なかなかパンに辿りつけない人も。綱引きでは参加した大人もちょっとした本気モード(?)で、白熱しました!また、福笑いでは大きいお兄ちゃんやお姉ちゃんが小さい子をサポートしたり、と心温まる風景も見られました。
節分会の終盤では、子供達に豆とお菓子の入った袋を舞台から福投げしました。
毎回好評のママさんコーラスもありました!今年は、「君が代」「津軽海峡冬景色」「シャボン玉」「さんぽ(となりのトトロより)」の4曲を歌いました。日本から遠いボローニャで、日本の曲をこうしてみんなで歌うのは(今年は演歌もありましたし!)、感慨深いものがあり、心温まる素敵なひと時となりました。
節分会の最後を締めくくるのは、子供達への本のプレゼント。子供達が寄ってきて手を伸ばす中、年齢を聞いて、あらかじめ分けておいた本から1冊をプレゼントしました。本を大事そうに胸に抱える姿を見てとても嬉しく思いました。
また、不要になったおもちゃや服、本などを持ち寄ってもらい、「ゆずりますコーナー」を会場内に設けました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました!参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで今年も子供達の笑顔がたくさん見られた素敵な会となりました。
まねきねこ会は今年も勉強会を筆頭に活動をおこなってまいります。まねきねこ会の活動や、勉強会に興味のある方、ぜひ事務局までご連絡くださいね。今年もどうぞよろしくお願いいたします。