今年も毎年恒例となった新年会が開催されました。ここ数年、北イタリアの冬にしてはこの日は必ずお天気が良く、今年も30家族・大人と子供合わせて100人を超える参加者がありました。今年は赤ちゃんやよちよち歩きの小さい子たちもたくさん来てくださり、とても明るい会となりました。
勉強会メンバーによる今年の劇は、低学年が『大きなかぶ』、高学年は寸劇『附子』です。また、勉強会に参加している中学生二人が、日本語とイタリア語両方で劇の紹介をしてくれました。
『大きなかぶ』は低学年の定番となりつつありますが、毎年とても元気で可愛らしい姿を見せてくれます。今年の子たちは特に元気で完成度の高い発表をしてくれました。
高学年の『附子』はセリフの掛け合いが多く、前日までの練習を見ている時は正直不安もあったのですが、ここはさすがイタリア育ちの度胸のある子供たちです。
本番では立派に演じ切ってくれました。新年会での劇の発表が今年最後となる最終学年の4人にも、心に残るものとなったのではないかと思っています。
続いては有志による演奏会
です。(特技披露の場なので、音楽でなくてもよいのですよ!来年以降是非皆さん色々な特技でご参加ください
)今年は例年より少なめの4名が、それぞれバイオリン・ギター・ピアノを披露してくれました。
子供たちも大きくなってくるとこのような場で演奏することを嫌がることもあるのかもしれないですが、毎年演奏してくれる子供たちに心から拍手を送りたいです。
演奏会の後は、待ちに待った持ち寄りお昼ご飯タイム!お腹をすかせた
子供たちが一生懸命我慢しているなか、早々に飲み始め何かをつまんでいる大人達もいたようですが…お料理の蓋を開けた時には大人も子供も一斉にお料理に群がり、『これが美味しかった』『これは誰が作ったんだろう?』『レシピ教えて』とお喋りにも花が咲きます。毎年この持ち寄りのブッフェを楽しみにしている方はとても多いのではないでしょうか?
プログラムも最後に近づいてくると、これもママ手作りの完成度の高すぎる獅子舞が登場して子供たちの頭を噛みつつ、お土産のお菓子を配ってくれます。そして、会の〆はこれまたピアニストママによる素敵なピアノ演奏とともに恒例のママさんコーラスです。今年は『君が代』『花』『千の風になって』という難易度の高い選曲でしたが、皆遠い母国に思いを馳せながら?見事に歌い切ることができました。
今年は新しいご家族もたくさん参加してくださいました。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございます。まねきねこ会は手作りの会ですが、色々なバックグラウンドや経歴を持つ日本人の保護者たちが、世代交代もある中で子供たちとともに大切に大切に作ってきた会です。この新年会のようなイベントで、その様子を少しでも感じ取っていただくことができたら嬉しいです。
まねきねこ会の活動や、また勉強会などに興味のある方は是非事務局までご連絡くださいね。