第62回オープン読み聞かせ会

12月7日(水)、ボローニャ市サラボルサ図書館前のネプチューン広場では、冷え込む天候の中、クリスマスツリーや街並みを背景に写真を撮る人たちでにぎわっていました。図書館の中では、外の寒さをふきとばすような楽しい読み聞かせ会が開催されました。

まずは、『たべたのだあれ』から読み始めました。日本語を初めて聞く子供たちも一緒になって、絵の中にかくれている食べた人や動物を一生懸命さがしていました。
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次は、寒い季節に合わせて『だっこだっこのねこざかな』を読みました。みんなでだっこしてあったまる絵を見ながら、聞いている親子の心もほんわかしてきます。

『とんがとぴんがのプレゼント』は、ふつうのクリスマスの物語とは一風変わっていて、2匹のはりねずみがサンタのニコラスおじいさんにプレゼントをあげようと考える話です。一年がかりの計画でプレゼントを作り上げる長い話でしたが、色鮮やかな絵に惹きつけられ、子供たちも熱心に聞いていました。
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この本の後に、折り紙でサンタクロースを作りました。愛嬌いっぱいのサンタさんができて、子供たちは嬉しそうでした。本当に、こんなサンタさんが家に来るといいですね!
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折り紙をがんばった後は、笑い話の紙芝居「いもころがし」を読み、親子ともども、ほっと一息つきました。

来年の1月はお休みになり、2月22日(水)から再開します。来年も引き続き、皆様のご参加をお待ちしております。
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by manekineko-bo | 2016-12-14 18:44 | オープン読み聞かせ会

第15回 ママのためのレクチャー

第15回 ママのためのレクチャー
「博物館演習・ポッジ宮博物館の日本美術コレクションーその2」

昨年春に見学して好評だったポッジ宮博物館演習ですが、今回は同館の日本美術コレ
クションの展示室で開催中の展覧会「日本美術における自然のイメージ」を東洋美術
研究所の所長、ジョバンニ・ペテルノッリ先生にご説明を伺いながら、その素晴らし
い作品群を皆で鑑賞させていただきました。

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ペテルノッリ先生自らコレクションなさっていた、明治時代から大正時代に活躍した
花鳥画を得意とした日本画家、渡辺 省亭(わたなべ せいてい、1852-1918)の作品を中心に鑑賞していきました。

省亭は、日本の画家でとしては初めてパリに渡って西洋美術を目の当たりにした人物
で、印象派の作家、ドガやマネとも交流があったそうです。数年間のパリ滞在の後、
帰国後は洋風表現を巧みに取り入れた、洒落た花鳥画を得意としていました。実際、
特にその切れ味の良い筆さばきは素晴らしく、花鳥画の美しさとセンスは卓抜した才
能があふれているようでした。


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省亭の浮世絵(木版画)技法による出版物(画集)も、展示されているのですが、そ
れはそれは素晴らしいものばかりで参加者は皆、その魅力にため息をつきながら、先
生のお話に耳を傾け、熱心に鑑賞していました。


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他にも、北斎をはじめとする絵師たちの浮世絵、自然をうまく取り入れた装飾的な工
芸の作品群も本当に美しい貴重なものばかりでした。

ペテルノッリ先生、今回も日本美術に魅せられた先生のたいへん熱のこもったお話
に、皆、感動さえ感じておりました。本当にありがとうございました。



(レクチャー担当 烏丸)


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by manekineko-bo | 2016-12-05 05:34 | ママのためのレクチャー