通常土曜日午前中に開催しているまねきねこ会の日本語勉強会では、1~2時間目を国語の授業に、3時間目を美術や音楽のラボに充てています。今週は文庫係による新しい試みで、3時間目を利用した『読み聞かせ会』を開催しました。まず、文庫係から子供たちへ改めてこの文庫の利用方法を説明した後、季節にちなんだ本、面白い本、心の温かくなる紙芝居など全部で5冊を読みました。

f0196517_05384843.jpg
f0196517_05365239.jpg

いつもはお勉強をするスペースにカーペットを敷き、ちょうどランチタイムだったのでお弁当を食べながら聞いている子供もいていつもとは違った雰囲気の中の読み聞かせ会、楽しかったようです。今日はお知らせが遅くなってしまったこともあり、参加者は勉強会へ出席している子供達とその兄弟姉妹のみだったので、次回の開催の際には勉強会へ参加していないお子さんやまだ小さいお子さんなどもっとたくさんの子供たちが参加してくれたらいいと思います。

f0196517_05363377.jpg
f0196517_05370912.jpg

次回の開催は3月25日(土)12時~13時半です。多くのお子さんのご出席をお待ちしています。読んでほしい本のリクエストなどありましたら、是非ご連絡くださいね。

[PR]
by manekineko-bo | 2017-02-26 05:54 | 文庫

一雨ごとに春の気配を感じる今日この頃です。カーニバルでにぎわう週末は天気がよくなるでしょうか?
差し迫ってからのお知らせで恐縮ですが、文庫係では会員の皆さんや現在会員でなくても、会の文庫活動に興味のある方を対象に、まねきねこ文庫の蔵書を紹介する機会を設けるために、下記のように読み聞かせ会を開催します。
是非ご参加ください。お待ちしています。

日時:2月25日(土) 12:00-13:30
場所:東洋美術研究所 (Via S. Maria Maggiore, 1 Bologna)
お子さんの年齢制限:特に決めず

プログラム:
  • まねきねこ文庫の紹介
  • 読み聞かせ会
  • 懇談

注意事項
  • Passegginoをたたまずにおいておけるスペースがあります。
  • 当日は、小さなお子さんのためにカーペットを用意しています。
  • 開催時間がお昼に掛かることから、食べ物持ち込み可。またお湯の用意ができます。温かい飲み物が飲みたい方はマイカップ持参でお願いします。
よりたくさんの子供たちが日本の絵本を手に取り、頁をめくり、読み聞かせを楽しめますように。

文庫係 


[PR]
by manekineko-bo | 2017-02-23 05:27 | 文庫

すっかりポカポカ春ですね。
復活祭は楽しく過ごされましたか?
復活祭が終わって、夏休みも目の前です!

4月の始めに開催された、ブックフェア。
f0196517_2255168.jpg

期間中にいらしていた、いわいとしお先生、田中清代先生、そして原画展をひらかれたいもとようこ先生が文庫の本にサインをしてくださいました!

f0196517_913655.jpg

f0196517_9133621.jpg


f0196517_914415.jpg

f0196517_9143611.jpg


f0196517_9102069.jpg

f0196517_9123746.jpg


今回ご紹介するのは「c-a 6-10歳 絵本」の本です!
「c-a」は、お話が長いのが特徴です!
絵本から本...というと、難易度が高く感じるかもしれませんが、
絵本の形をしているので、手に取りやすいです。
少し長いお話を読みたくなったらぜひ!

「たつのこたろう」
作: 松谷 みよ子
絵: 朝倉 摂
出版社: 講談社
貧しい村に住んでいるたろう。
たろうのお母さんは、
ある日竜になってしまいました。
なぜ竜になってしまったのでしょう。

「おしいれのぼうけん」
作: ふるた たるひ たばた せいいち
出版社: 童心社
イマドキの子供たちは「押入れ」と聞いても
ピンとこないかもしれませんが...
暗いところでドキドキした経験はあるはずです。
あなたの「こわいもの」は何ですか?

5月 12 日に本のバザーを行う予定です。
お楽しみに!
文庫係
[PR]
by manekineko-bo | 2015-04-25 16:06 | 文庫

4 年前の 2011 年 3 月 11 日には東日本大震災が起こりました。
阪神淡路大震災が起こってからは、20 年が経ちます。

今回皆さんにご紹介する本は震災の本です。
この本を読みながら、非常袋の準備や、地震が起きた時の対処方法、もしもの時に家族が集まる場所など、話し合ってはいかがでしょうか。

(東日本大震災)
「語りつぎお話絵本 3 月 11 日」
編: WILL こども知育研究所
出版社: 学研
1、午後 2 時 46 分
2、にげろ!「津波だ!」
3、家族と会えた
4、支え合ったひなん所
5、子どもたちの「ちから」
6、助け合う人たち
7、広がる支援の輪
8、ふるさとをとりもどす!

(東日本大震災)
「世の中への扉 福島きぼう日記」
作:門馬 千乃 門馬 健将 門馬 海成
絵:篠崎 三朗
出版社:講談社
南相馬市の被災した3姉弟が
震災後の避難所や避難先での生活をつづった日記です。
読みやすい総ルビ!

(阪神淡路大震災)
「1000の風 1000のチェロ」
作・絵: いせひでこ
出版社: 偕成社
阪神淡路大震災の3年後に開かれた復興支援のためのコンサートの話です。
たくさんの人が、色々な思いを込めた演奏。風にのって、その音が聞こえてきそうです。

J に分類されている本は、今まであまり目にする機会がなかったかもしれませんが、シリーズ作品です。
日本の古典文学や、世界の名作もありますよ。
大人の皆さんも読んでみてください!
文庫係
[PR]
by manekineko-bo | 2015-02-25 09:54 | 文庫

文庫便り 2015年 2月号

この冬は雪も降らず、それほど寒くないと感じていましたが、しっかり降って、しっかり積もりましたね。
雪遊びをした方も多いのではないでしょうか。

今月ご紹介本

「しっぽをぎゅっ」
作・絵: 福田 岩緒
出版社: フレーベル館
ぎゅっとにぎったしっぽ。
さあ、誰のしっぽか
わかるかな?

「ばぁ!」
作・絵: 福田 岩緒
出版社: フレーベル館
みーんな大好き! いない、いない ばぁ!

「つるのおんがえし」
作: 松谷 みよ子
絵: いわさき ちひろ
出版社: 偕成社
昔ばなしは、ぜひ子供たちに読んでもらいたいです。

「大型版 だいじょうぶ だいじょうぶ」
作・絵: いとう ひろし
出版社: 講談社
おじいちゃんのおまじないは
「だいじょうぶ だいじょうぶ」。
とても、あたたかな
おじいちゃんと“ぼく”の関係です。

明日はバレンタインデー。チョコレートの本もありますよ!

「チョコだるま」
作・絵: 真珠 まりこ
出版社: ほるぷ出版
ホットチョコレートが飲みたくなりますよ!

食べる行事が多くて、うれしい悲鳴!?
バレンタインデーがの次は、ひな祭りです。

「おひなまつりの ちらしずし」
作: 平野 恵理子
出版社: 福音館書店
今年のちらし寿司は、お子さんと一緒に作ってみてはいかがですか?

本の貸し出しの決まりを作りました。
今後とも、大切な文庫の本を気持ちよく共有できるように皆さまのご協力をお願いいたします!
文庫係
[PR]
by manekineko-bo | 2015-02-13 09:38 | 文庫

文庫便り 2015年 1月号

気が付いたら 2015 年になってから 20 日以上たっていました!
2 月も目の前ですけど、ギリギリ1月号です。

今月ご紹介本

「ぼくの のりもの なあに」
作・絵: はた こうしろう
出版社: ポプラ社
おじいちゃんとおばあちゃんの
お迎えに出発!

「おでんのゆ」
作・絵: 真珠 まりこ
出版社: ひさかたチャイルド/チャイルド本社
この本を読んだ日はアツアツおでんが食べたくなります。

「ゆきむすめ」
作: 内田 莉莎子
絵: 佐藤 忠良
出版社: 福音館書店
雪でできた女の子。結末は悲しいのですが、美しいお話です。

「よーするに医学えほん からだアイらんどインフルエンザ編」
作: きむら ゆういち 川田 秀文
絵: 中地智
出版社: 講談社
もしもインフルエンザにかかってしまったら、自分の体なのに、思い通りに動きません。
体の中では、一体どんなことが起こっているのでしょう。
最後には解説ものっています。

もうすぐ節分です!

「ないた あかおに」
作: 浜田 廣介
絵: 野村 たかあき
出版社: 講談社
だれもが知っている鬼が出てくる絵本です。
節分の時は豆をまかれて逃げ回る鬼ですが、この鬼は、「ココロノヤサシイ」鬼なのです。
大人になって読み返すと、子どもの頃とは違った印象を受けるのではないでしょうか。


今年も文庫の本をたくさん読んでくださいね。
[PR]
by manekineko-bo | 2015-01-21 09:26 | 文庫

文庫便り 2014年 12月号

師走…聞いただけで忙しい気分になりますね。
でも、友達と外食、色々なパーティー、発表会など楽しいこともたくさんです。
存分に楽しむためにも、体調はいつもベストな状態にしておきたいですね!

12月といえば…
12月、待ち遠しいのはクリスマスプレゼント?家族で囲む食卓や旅行?

今月ご紹介本

「まどから☆おくりもの」
作・絵: 五味 太郎
出版社: 偕成社
このサンタさんはとってもあわてんぼう!とっても楽しいしかけ絵本です。

「どのくらいおおきいかっていうとね」
作: 舟崎 靖子
絵: にしかわ おさむ
出版社: 偕成社
大きなくまさんの持っているものは何でも大きいのです!

「ふゆねこ」
作: かんの ゆうこ
絵: こみねゆら
出版社: 講談社
桃色のマフラーをしたふゆねこ。
やって来た理由は…?

「はれときどきぶた」
作・絵: 矢玉 四郎
出版社: 岩崎書店
子供のころに読んだ方も多いのではないでしょうか。
本が苦手なお子さんも笑いながら読んでくれると思いますよ!

「月夜のチャトラパトラ」
作: 新藤 悦子
出版社: 講談社
寒い日に暖かい部屋で読みたくなる本です。
不思議な出会いを楽しんでください。

「アンパンマンをさがせ!」
原作: やなせ たかし
考案: K&B石川 ゆり子
作画: 東京ムービー
出版社: フレーベル館
アンパンマンのキャラクターを探すゲームブックです。
どちらが早く探せるか、お子さんと競争してください。

「あたらしいミカンのむきかた」 
作: 岡田 好弘 
絵: 神谷 圭介 
出版社: 小学館
みかんの皮もただむくのではなくこんなこともできるのかとビックリしますよ!

「親子で楽しむ おりがみずかん」
作: 小林 一夫 
出版社: 学研
今年のクリスマスカードはおりがみで折ったサンタクロースやポインセチアで飾ってはいかがでしょう?

他にも、「季節のおりがみ12か月」「妖怪おりがみ」があります。
cochaeのグラフィック折り紙
出版社: 講談社
本の中の折り紙を使えば、さらに素敵な作品ができるのでしょうが…
中の折り紙を使いたい方は日本で本を購入してくださいね!

文庫には題名に「クリスマス」とつく本がたくさんあります。
「クリスマス」や「サンタクロース」とつく本、また題名からはわからないけど内容がクリスマスという本。
皆さんは、どれだけ探せますか???
          
12月は冬休みもあるので、いつもより多い15冊、30日間の貸し出しです!
ゆっくり読書を楽しむ時間があると期待しています。

文庫係
[PR]
by manekineko-bo | 2014-12-15 03:16 | 文庫

文庫便り 2014年 11月号

朝歩いていると、吐く息も白く見えるようになってきましたね。
「タバコだぞ~」なんて言いながら、フ~ッとしたり…しますよね??

今月ご紹介本

「びっくり まつぼっくり」
作: 多田 多恵子
絵: 堀川 理万子
出版社: 福音館書店
この本を読んだら、ポケットの中が松ぼっくりでいっぱいになってしまうかも。

「パパのしごとはわるものです」
作: 板橋 雅弘
絵: 吉田 尚令
出版社: 岩崎書店
パパが仕事をしている姿を見てびっくり!自分のお父さんがどんな仕事をしているのか聞いてみてください。

「つづきの図書館」
作: 柏葉 幸子
絵: 山本 容子
出版社: 講談社
続きが気になるお話がありますよね。でも、この本の中で続きを気にしているのは、読まれた本の登場人物!
さあ、どんなお話なのでしょう。


今回ご紹介した本は、「びっくりまつぼっくり=a、「パパのしごとはわるものです=b、そして「つづきの図書館=dに入っています。
対象年齢は本に書かれていることもありますが、そうでない場合は主人公の年齢を参考にしたり、内容から検討することもあります。
本は楽しく読むのが一番!
「うちの子にはまだ早いわ」とか、「もう大きいんだから、もっと絵が少ない本を…」
と言わず、色々な本を手に取ることをお勧めします。
色々な本を読めるのが図書館のいいところなのですから!
大人も楽しめる児童書がたくさんあるので、ぜひ読んでみてください。
[PR]
by manekineko-bo | 2014-11-15 03:05 | 文庫

「文庫便り」

ボローニャ児童書ブックフェアー参加のためにボローニャにいらっしゃっていた、講談社の児童局の方がお二人、東洋美術研究所と所内のまねきねこ文庫を見学するために来訪してくださいました。

まず、研究所内の日本の美術書をはじめとする約2万冊の蔵書の数にびっくりされていらっしゃいました。
加えて、日本の児童書が2000冊以上書架に並ぶまねきねこ文庫の充実した内容にも、とても驚いていらっしゃいました。
f0196517_62428100.jpg

「子供達にはどんな本が人気がありますか?」、「お母さん達は、どのような本を借りていかれるのですか?」
など、いろいろな質問がでました。
最後は、今の日本の子供達の本離れの現状と、その抑止策等についてもお話いただき、たいへん興味深かったです。
f0196517_6261380.jpg

こうして、実際に出版社の方に来ていただいて、いろいろとお話を伺う貴重な機会を持つことができて、たいへん光栄でした。
これからも、活発に書誌活動を進め、まねきねこ文庫をさらに充実したものにしていきたいと思います。
[PR]
by manekineko-bo | 2014-04-01 06:18 | 文庫

まねきねこ便り 冬号

暖冬、暖冬と言っていたら、年が明けてからめっきりと寒くなってきましたね。日も短くて、なかなか外で遊ぶのも難しい季節。こんな絵本はいかがでしょうか。今回は、本の紹介に加えて、文庫に通ってきてくださるお友達のお話「とん、とん、とん、こんにちは!」と本に関するちょっとした話「本の話題」も加わりました。


しろくまちゃんのほっとけーき わかやまけん こぐま社
f0196517_18553052.jpg
しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて、焼き上がったホットケーキをテーブルに運んで、お友達と一緒に「おいしいね。」といただきます。読んだ後は、必ずホットケーキを焼くことになる一冊です。(0~3歳)



わにわにのおふろ 小風さち(作) 山口マオ(絵) 福音館

f0196517_18593588.jpg
わにわには、お風呂が大好き。お湯につかってリラックス、水鉄砲も飛ばしちゃう、石鹸のあぶくを飛ばして、シャワーでカラオケ、のぼせるまでお風呂を楽しみます。わにわにの強面な表情と愛嬌溢れる動作のギャップがコミカルで楽しいお話です。(0~3歳)



ぱんつのはきかた 岸田今日子(作) 佐野洋子(絵) 福音館

f0196517_1965775.jpg
「はじめに かたあし いれるでしょ」と、詩人の岸田今日子さんのリズミカルな文章に乗って、パンツのはき方を楽しく教えてくれる絵本です。子豚さんと一緒に、「よいしょ、よいしょ」と一緒にパンツをはいている気分になってきます。最後は、「あぁ、やっぱり…」と思いつつ、ふふふと笑ってしまう落ちがついています。(0~3才)



ぬぬぬぬ 五味太郎 偕成社

f0196517_19504730.jpg
お化けが出てきて「ぬ」、怒って「ぬぬぬ」、「ぬ」の音の表情豊かさに驚きます。子供と一緒に音と言葉を楽しむ絵本。文庫には、この他にも、「るるるるる」、「んんんんん」等、五味太郎さんの音の絵本・言葉の絵本シリーズがそろっていますよ。(0才以上)



りすのぱんやさん ミミィとミィーヤン 学習研究社
f0196517_1972151.jpg
ある日、森で人気のリスのパンやさんのところに、お腹をすかせた象さんが倒れ込みました。その日のパンを売りきってしまっていた、リスの家族は知恵を働かせ、小さなパンをもとに森中の動物から交換に材料をもらいます。最初は小さなパンだったのが、段々大きくなっていく過程が楽しい絵本です。(3~6才)



ドワーフじいさんのいえづくり 青山邦彦(作・絵) フレーベル館
f0196517_19514932.jpg
気難しいドワーフじいさんが、森の中に家をつくりはじめたところ、動物たちが集まってきて、手伝う代わりに自分たちの部屋をつくってくれとお願いします。どんどん増えていく動物たちと、建築家の青山先生の描かれる詳細な家の様子が素敵です。(3~6才)




赤神と黒神 松谷みよ子(文) 丸木位里(絵) ポプラ社

f0196517_19522392.jpg
十和田湖に住む美しい女神をめぐって争い、赤神と黒神が激しい戦いを繰り広げる秋田の民話。負けた赤神の後を追う女神の気持ちが子供に分かるかしら、と思いながら子供の成長と共に何度も繰り返し読みたい一冊です。(6才以上)




ガヤガヤむっつり 舟崎克彦 あかね書房

f0196517_1953511.jpg
お誕生日のお祝いを一緒にしてあげたいガヤガヤと、ひとりで静かな時間を過ごしたいムッツリのドタバタ物語。お話を自分で読む楽しさを教えてくれる一冊です。自分でひらがなが読めるようになってから読んでもいいかもしれませんね。(小学校低学年)



ミルキー探偵大活躍 もしかしたら名探偵 杉山亮 中川大輔(絵)偕成社
f0196517_1954964.jpg
探偵のミルキー杉山と不思議な事件の謎を解いてゆきます。3事件を収録。SFや探偵小説に興味を持つきっかけになりそうな、子供向け探偵小説です。小学校中・高学年ならば、自分で読んで見るのも良いでしょう。(小学校中学年以上)



ちいさいももちゃん 松谷みよ子 講談社
f0196517_1955201.jpg
このお話を読みながら育った方も多いかもしれません。30年に渡って書かれた、著者自身の体験から生まれた、モモちゃんとその家族の物語です。モモちゃんの誕生から始まるこの物語は、子供が見る世界が軽やかに語られる前半と徐々に現実世界の不安を感じ始める年ごろまで、子供と大人の成長の過程が描かれています。少しずつ子供と一緒に読み進めたいシリーズです。(小学生から)



てつびん物語 土方正志 奥野安彦 偕成社

f0196517_19561052.jpg
1995年1月、大震災に襲われた神戸で、著者が出会った、小料理屋〈てつびん〉のおばちゃんが震災と闘い続けた記録を写真でたどります。震災から17年を迎え、福島と神戸で燈籠の火が灯されましたが、この本を読むと「復興」ということの難しさ感じさせられます。私達と私達の子供たちに課せられた課題ではないでしょうか。



とん、とん、とん、こんにちは!

今号は、ボローニャの外から文庫を借りに来てくださっているお母さんに、どのように文庫を利用されているか一筆書いていただきました。

まねきねこ文庫を利用させていただいている5歳児の母です。息子が同じ本ばかり読むのに飽きてきた頃にまねきねこ文庫のことを知り、入会させていただくことにしました。このように身近に貴重な本をたくさん借りることができる場所がありうれしい限りです。今は日本語習得目的と本のすばらしさを教えてあげたいと思い、毎日最低2冊は読むようにしています。息子のお気に入りは”かがくのとも”と”はじめてであう科学絵本シリーズ”。”かがくのとも”は虫に夢中だった4歳ごろ頃から読んでいますが、子供が興味を示す身近な題材をもちいたシンプルな話が多いので、子供と話しながら読むのにおすすめです。今は人間の体のしくみに興味があるようで”はじめてであう科学絵本シリーズ”にはまっています。特に加古里子さんや堀内誠一さんの絵本は息子も私も大好きです。今後シリーズが文庫に増えてくれることを期待しています!(T.S.さん)
f0196517_20844100.jpg


本の話題
f0196517_2214253.jpg
絵本の「読みあい」という取り組みを御存じでしょうか。私が最初その言葉を耳にした時には、恥ずかしながらそれぞれ好きな本を持ち寄って読み合うのかなと思いました。「絵本のよみあいからみえてくるもの」(ぶどう社)を書かれた中村季衣さんは、小児病棟で子供たちに絵本を読みながら、この「読み合い」という言葉を生みだされました。読み手が語るものと聞き手が感じるものを大切しながら読む読み方とでもいうのでしょうか。中村さんの活動は、養護施設から老人ホームまで色々なところで展開されていますが、その中のエピソードの一つで、あるお年寄りの女性に「かにむかし」を読んだ時のことが書かれていました。蟹に柿の実を投げつけた意地の悪い猿にむかって、聞き手のおばあさんは、切なげに、ぽつりと「あんたは、そげな悪さをしたいときなんじゃなぁ。」と語りかけられたというのです。これは、長い人生を歩んでいらした方だからこそ言える一言ではないでしょうか。もし私が読み手であれば目から鱗の心境でいたことと思います。子供たちとも、そのような、読み手と聞き手の気持ちの交流のある本読みを心がけたいと思っています。長い一日の終わりに絵本に向かう時、難しいこともたびたびですが。(井口)


ぼくも、わたしも、よんだよ!

勉強会の子供たちが、冬休みの間に文庫の本を読んで書いてきてくれた感想文です。今回はそれぞれが、好きな本を選んで書いてくれました。

1年生は好きな本を選んで、好きなところをそれぞれ書いてくれました。
f0196517_21283730.jpg
なまえ:まや (年長)
ほんのだいめい: わんわんものがたり
さくしゃ:でぃずにー
すきなところ: あかちゃんがうまれるところ。 スパゲッティーヲタベテイルトコロ。

f0196517_21291169.jpg
なまえ: あり (年長)
ほんのだいめい: クリスマスのころわん(ひさかたチャイルド) 
さくしゃ: まどころひさこ
すきなところ: わんわんわん。 ケーキだケーキだ いただきます。 はむはむはむ。「わん、わんわん。ああぱたぱたがとまらない。」 ぺろぺろぺろ。

f0196517_21294680.jpg
なまえ:ひろ(年長)
ほんのだいめい:あなたをずっとずっとあいしてる
さくしゃ:みやにしたつや
すきなところ:はーとがじぶんをてぃらのさうるすとわかったところ。


2年生は、好きな絵本を選んで、登場人物にお手紙を書いてくれました。


「ももいろのきりん」(中川李枝子・福音館)を読んで
f0196517_21302660.jpg
ももいろのキリカさんへ
 あなたの本をよみました。きれいないろがたくさんでてきて、とてもうれしくなりました。こんどクレヨンの木のところに、わたしをつれていってください。そしたら、クレヨンをいっぱいとって、にじいろの木かいてみたいです。本をよんだあと、わたしも、るるこちゃんみたいに、ももいろのかみで小さなきりんをつくってみました。ミミちゃんというなまえです。キリカさんのおうちにいくときにつれていくから、いっしょにあそんでください。  ことより (1年)

ディズニーの「リトルマーメイド」(講談社)を読んで
f0196517_2131231.jpg
リトルマーメイドのアリエルへ
エリックおうじをすきなんですか。にんぎょのままでいたいですか。わたしもにんぎょになりたいよ。にんぎょほんとうにいるの。こんどエミコのまえにきて。   えみこより (1年)

イソップどうわ「かえるとうし」 (小学館)を読んで
f0196517_21314367.jpg
子がえるさんへ
おとうさんのことはおきのどくでした。
でもおとうさんはそんなに大きくならないよ!
わたしはこのおはなしをよんでむりなことをしてはいけないとおもいました。   エレナより (1年)

ディズニーの「クリスマスキャロル」(講談社)をよんで
f0196517_21323466.jpg
スクルージさんへ
スクルージはおかねもちなのだからみんなをたすけてあげてください。
マーレはいきていたときほんとうにわるい人でしたか。
 たけしより (1年)

ディズニーの「アラジン」(講談社)をよんで

f0196517_21332942.jpg
こんにちはあおのてんきいさん。みたことがありませんがぼくのおねがいもかなえてくれますか?   のぶひさより (一年)



清水先生クラスは、それぞれ好きな本を選んで感想文を書いてくれました。少し長めのお話の要約も付けて、読んだ時の気持など細かに書いてくれました。

「手ぶくろを買いに」(新美南吉・偕成社)を読んで ルーチェさん 2年
f0196517_21341921.jpg
きつねのおはなしです。きつねのおかあさんは小さいときにおともだちといっしょに町にいっていたずらして、あとでにんげんにおいかけられて、にげました。ちょっとかわいそうでした。そのときをおもいだして、おかあさんぎつねはきつねのぼうやに「このお手てを出てはいけないよ。」と言いました。きつねのてをだしてしまったのでわたしはびっくりしました!!!!しゅじんが「さきにお金をください。」といって、お金が本とうかわからなかったのでしんぱいでした。でもうまくいきました。わたしは、日本ではきつねはまほうがつかえるとは、しりませんでした。とってもかわいい絵でした。いろんなきもちになりました。


おめでとうのおはなしの「ハナちゃんとクモちゃん」(角野栄子・講談社)を読んで さらさん 5年

f0196517_2135070.jpg
犬になったくもと女の子のおはなしです。わたしがすきだったばめんは二つあります。一つ目はおかあさんに犬をかってはいけないと言われ「シ、マ、ラ、ナ、イ、シ、タ、ラ、シマラナイ。」とうたいながらさんぽをするところです。二つ目のばめんは犬が赤いあめをたべて赤くなって空に女の子といっしょにうき上がったところです。
おかあさんと本をよんでたのしかったです。


「ありがとうのおはなし」(講談社)を読んで 賢君 2年
f0196517_21354660.jpg
この本の中にはお話しが三つあります。ぼくは「ある夏のあつい日、バクは…」(斉藤洋)が一番好きでした。なぜならぞうが山からおちたり、はながへびみたいににげたり、そのあとぞうがへびのことをはなとおもってはなにつけたことなどがおもしろかったからです。バクはへびがこわいゆめを見たとおもって、へびのゆめを食べました。ぼくがゆめを見ていないときは、バクが食べたのかな~???

小林先生のクラスもそれぞれ好きな本を読んで、要約と一緒に感想を書いてくれました。

「エルマーとりゅう」(ルース.S.ガネット・福音館)をよんで 俊亮君 2年
f0196517_21374429.jpg
9さいのエルマーエレベーターがとしとったねこからかわいそうなりゅうの話をききました。
 エルマーは、このりゅうのことをとてもかわいそうにおもいました。
 そして、りゅうをたすけることにしました。りゅうをたすけたおれいに家につれてかえってもらいました。
 あらしになってしまいますが、二人はたすかります。
 ぼくが、いんしょうにのこったことは、りゅうの体が水にだんだんしずんでいくところです。うごけなくなったりゅうがかわいそうではらはらしました。しかしさいごには、体がうごけるようになってよかったなとおもいました。


「マコチンとマコタン」(灰谷健次郎・あかね書房)をよんで  明君 2年
f0196517_21382880.jpg
マコチンとマコタンは、二人の兄弟で、八才と五才くらいの子です。二人ともいたずらっこで、いっしょにたくさんあそびます。おもしろくて、いんしょうにのこったぶぶんはマコチンが、あべこべやさんで、
「金もちがびんぼうで、お金を一円もないのが、大金もち。どろぼうがきたら手を上げじゃなくて足上げろというから、ドシンとしりもちをつくねん。」
と、あべこべを言うから、おもしろいと思います。
 たいていの子どもは、マコチンとマコタンみたいにいたずらっこだと思います。


エルマーとりゅうの「エルマーゴリラにあう」(ルース.S.ガネット・福音館)をよんで 優翔君 3年
 
エルマーは、かわいそうなりゅうの話を聞いて、動物島に、行きました。そこで、ゴリラにあいました。ゴリラは、エルマーの手をねじろうとしましたが、むねにいっぱいのノミがくっついていたので、エルマーの手をねじることができませんでした。そこで、さるにとってもらいました。でも見つけられなかったので、エルマーはリュックからむしめがねを出してさるたちが、しんけんに見つけだしてゴリラをかこんだところを、にげだしました。ぼくが、いんしょうにのこったところは、さるがむしめがねを見て、「ノミが百ぴき見える。」といったところがおもしろかったです。ぼくが、エルマーゴリラに会うをよんで、感じたことは、エルマーの前に、ゴリラがあらわれても、おびえずにれいせいに、ちえをはたらかせて、すごくゆうかんだなあと思いました。ぼくだったらにげていたかもしれません。エルマーがりゅうをぶじに、助けられるかたのしみです。


「マコチン」(灰谷健次郎・あかね書房)を読んで 光司君 4年

f0196517_21391494.jpg

最初にとよこ先生を困らせていたやんちゃなマコチンが、最後は病気になった先生のために食べものを遠くの先生の家に持って行きました。先生は「うれしい」とせなかに書きました。
 いんしょうに残ったところは、最後にとよこ先生が「うれしい」と、マコチンのせ中にゆびで書いたところです。この先生は女の先生で、やさしいです。
 マコチンのやんちゃでやさしいところもいんしょうに残りました。
 読みやすくておもしろい本でした。


「がらがらどん」を読んで ケンタ君 5年

 
ぼくがこの本を選んだのは、さいごにトロルがばらばらになったのがおもしろかったです。やぎたちがトロルに食べられなくてよかったと思いました。ぼくは、トロルがきらいです。なぜなら橋の上をとおる動物を食べてしまうからです。ぼくがやぎだったらにげていました。
 作者が言いたかったことは、「悪い人は、まける。」ということだと思います。


[PR]
by manekineko-bo | 2012-02-07 22:41 | 文庫