11月18日(土)は、日本語勉強会のラボなしデーを利用して、「読み聞かせ会@研究所」を開催しました。まねきねこ会文庫所蔵の絵本を子供たちに紹介しながら、文庫の活動を広め、理解してもらうことを目的に企画した会の3回目です。
すぐに集まってきてくれた1、2年生を前にして、『おでんのゆ』(作・絵:真珠まりこ、ひさかたチャイルド)から読み始めました。『へっこきよめさま』(文:令丈ヒロ子、絵: おくはらゆめ、講談社)を聞く子供たちからは楽しそうな笑い声が絶えませんでした。
『パンダ』(作:増井光子、絵:米津景太、フレーベル館)は、みんなが大好きなパンダについて、丁寧に描かれた絵やクイズ形式の語りかけによって、いろいろと知ることができる面白い本でした。大型本『おじさんのかさ』(作・絵:佐野洋子、講談社)には、中高学年の子供たちも真剣に聞き入っていて、何度も出てくる歌のフレーズを「あめがふったらポンポロポン」と、一緒に口さんでいた子もいました。最後に、月刊誌「こどものとも」の『まちにはいろんなかおがいて』(著・写真:佐々木マキ、福音館書店)を読みながら、町で見つけた様々な物の写真が「どんな表情に見えるか」、「何の写真か」などと、にぎやかに話し合いました。
読み聞かせが終わったあとは、子供たちに本の貸し出し方法と書誌番号bの説明をしました。借りた本を自分で元の場所に返す練習もしてみましたが、大きい子が書誌番号を見て本棚の正しい位置に戻すことができたのを見て、新入生たちも頑張ってやってみていたようです。
次回は、年明けの2月初めを予定しています。会員以外でも、文庫に興味を持ってくださる方なら、どなたでも歓迎です。多くの子供たちが参加し、いろいろなジャンルの本に親しみを持ってくれるようにと願っています。