今年度の宮坂知美先生の美術ラボでは、各学年2時間ずつの枠を使って『版画ラボ』をしていただきました。日本の小学生の図画工作の教科書を参考に、美術の基礎になるテクニックを体験できるようにしています。
今回教えていただいたのは、いろいろな厚紙を利用して版を作り、その版を刷るという版画でした。まずこのように厚紙をカットしてのりで貼りつけて版を作ります。
手作りの版の上にローラーで丁寧にインクをのばした後、版画用の和紙をすばやくのせ、先生お手製のバレンで加減をみながら版を刷ります。
日本で当たり前に手に入る材料や道具等も、全て代用できる物で準備しました。
同じ版でも毎回刷るたびに微妙な味が出て面白いです。色を変えたり、2版目に何かを足したりとアレンジも楽しみました。
みんな、力作ぞろいです!
2017年のまねきねこ会の新年会において、子どもの版画のグループ展ができたことも良かったです。
イタリアの現地校でこのような作業を授業でやることもなかなかない中、本当に貴重な体験となりました。宮坂先生ありがとうございました!