2017年まねきねこ会新年会
プログラムは、まず恒例の勉強会へ参加している子供たちによる劇からスタートです。今年は、小学校低学年と高学年のグループに分け、それぞれ『おむすびころりん』と『まんじゅうこわい』を演じました。小さい子供たちは可愛らしくそれでもしっかりと、高学年の子供たちは今まで毎年劇を練習してきた経験を生かし、とても堂々と…指導してくださっていた先生も、ずっと練習を見てきた保護者も驚いてしまうほど、立派な出来でした。イタリアの小学校では、何か月もかけて先生やお友達と皆で何か一つのことに取り組む、練習を積み重ねる、という経験は殆どないように思います。この地に暮らす日本人の子供たちにとって、この勉強会での経験は非常に有意義なことであると思います。
勉強会に参加していない子供たち、すでに勉強会を卒業していった子供たちも参加できる楽器の演奏の発表も、毎年楽しみな企画の一つです。今年も8人の子供たちが、バイオリン、ピアノ、ギターの特技を披露して参加者から拍手を貰っていました。毎年上達していく子供たちの演奏を観ることは、ほかの子供たちにもとてもいい刺激になります。いつもは賑やかな子供たちが、演奏に魅入っている姿がとても印象的でした。
まねきねこ会の活動の根っこであるともいえる読み聞かせは新年会の場でも必ず行われます。今回も今の季節にちなんだ絵本や楽しい絵本『もちっこやいて』『せつぶん』『しろくまのパンツ』『ふゆじたくのおみせ』と紙芝居『まんまるまんま たんたかたん』を読み聞かせ上手のお母さん達が読み始めると、子供たちは皆食い入るように絵本の世界に入っていきました。