オープンスクール・学習発表会
2時間目から始まったオープンスクールでは、通常の授業が行われ、3時間目の学習発表会では、1年のまとめとしてそれぞれのクラスがこの日のために取り組んだ課題を発表してくれました。
1・2年生混合クラスの花組は9月からひらがな・カタカナ・漢字と勉強し、色々なことが書けるようになりました。
この日、授業ではみんなで絵を見て、知っている日本と世界の昔話の題名を発表してもらいました。
お話は知っているのに、日本語の題名が思い出せないものが多かったようです。
みんなで大好きなカルタもしました。初めて使う「昔話カルタ」に挑戦です。
読み札の文句を聞き終わるのが待てないくらい早く取れるようになりました!
星組は、急がず教科書の課題をひとつずつ進めて行き、2年生の上を終了しました。オープンスクールでは、教科書最後の「どうぶつえんのじゅういさん」をまとめました。
今年1年間、漢字はとにかく繰り返し使うことを重視して、毎回の書き取り、意味ごとのグループ分け、新出漢字は成り立ちから見るなど違ったアプローチで漢字に触れてきました。
スピーチや発言の課題では、同じ表現、同じ言葉を使いがちな子供たちに一文をしっかりリピートさせることで少しずつ表現の仕方を増やしてきました。
作文は教科書のまとめという形で随分書いてきましたが、成長とともにいいたいことも増えてきた子供たち、手伝いが必要なところもありますが、随分長い文章を書けるようになってきました。今年から使い始めた「論理トレーニングプリント」を続けることで手伝いなしで文章が書けるようになるのが課題です。
宙組では、今年一年、長文読解への導入、さまざまな種類の作文、漢字では特に熟語に力を入れて取り組みました。毎年続けてきた音読、暗唱は、イタリアの小学校の勉強が難しくなってくる中で、なかなか徹底できませんでした。
3時間目の学習発表会では、花組は詩「きまりことば」をみんなで郡読しました。
リズムのある楽しい詩です。少し緊張した様子でしたが、元気よく発表できました。
次に1人2問ずつ「何の車かな?」と、クイズを出しました。
車を選び→特徴を調べ→文を作り→問題にする みんなよくがんばってくれました。
難しい車を選んだり、難しい言葉もそのまま問題にしたりしたので、大きな子どもたちも悪戦苦闘。
そんな様子を見るのも楽しかったです。
星組は、まず授業で取り組んだ教科書の「あったらいいな、こんなもの」の中でそれぞれ発明した機械について、どのような働きをするのかを皆の前で説明してもらいました。お金の出てくる機械、自分の代わりに勉強してくれるロボット、動物の言葉が分かるようになる翻訳ロボットなど、発表を聞いている友達からも「ぼくもほしい!」の声が飛んでいました。
次に谷川俊太郎の「生きる」の詩を輪読し、最後に自分にとっての「生きる」を感じる瞬間を同じ詩のリズムに乗せて一人ずつ発表しました。
宙組はまず「重ね言葉」と金子みすずの詩何篇かを音読しました。続いて、論理トレーニングプリントで扱った四枚の絵を見て自由に書いた創作文を発表しました。題名、内容ともそれぞれの個性が出た良い作文になったと思います。最後に文庫に入っている本の紹介文を発表して終わりました。
三人ともこの一年、とても大きく成長したと思います。ご父兄の皆様、ご協力ありがとうございました。