まねきねこ便り 初夏号

さて、イタリアの長い長いヴァカンスをみなさんどのようにお過ごしになられるのでしょうか。海に、山に、日本にとヴァカンスはヴァカンスでなかなか忙しいのですよね。
 さて、今回の文庫便りでは特に夏休みに向けてお勧めの本の紹介をしていきます。今週末(5月26日)が今年度最後の貸し出しとなり、夏休み明けの9月まで一旦文庫はお休みとなります。夏休みの間は15冊まで貸し出し可能になっています。時間に余裕のある夏の間に、子供たちと一緒にゆっくり絵本を開いて見てください。


いないいないばあ   松谷みよ子(文)/瀬川康夫(絵)  童心社


ご存じの方も多いかもしれません。「ばぁ!」と出てくるクマさん達の表情が明るく、どこかひょうきんで、親子で楽しく読める最初の絵本の代表です。(0-3才)


おいしいおと   三宮麻由子(文)/ふくしまあきえ(絵)   福音館書店


ごはんを食べるとき、どんな音がしているかしら?子どもと一緒に改めて気がつかされる、おいしそうな音。食事がまたまた楽しくなる本。(0-3才)


ひとりでうんちできるかな  きむらゆういち 偕成社

トイレで「うーん」とうなっていた猫さんが、次のページでは、爽快の笑顔で万歳をしていていかにも嬉しそう。表情豊かな動物たちが面白い一冊です。(0-3才)


すうじのえほん   カワツナツコ 新風舎


かくれている数字を探しながら、親子で遊べる絵本です。優しい配色の貼り絵で描かれた動物や果物を見ていると、子どもとの会話がどんどん膨らみます。(3才くらいから)


エンソくんきしゃにのる(月刊こどものとも)   スズキコージ  福音館書店
ほげた町からおじいさんの田舎ほいさまで、エンソくんは一人で汽車旅行をします。一人で汽車に乗るだけでも大冒険なのに、スズキコージさんの世界はそこで終わってくれません。途中で乗ってくるヒツジの群れや、ふしぎな駅弁、エンソくんはおじいさんのところに無事に到着するのでしょうか。(年長さんから)


めっきらもっきらどおんどおん   長谷川摂子(文)/降矢なな(絵)  福音館書店


お宮に出かけて行っても遊ぶ友達がおらず、「めっきらもっきらどおんどん」無茶苦茶な歌を歌っているうちに、お化け達に呼び寄せられて…。子供が夢見る異次元に連れて行ってくれるお話です。(年長さんから)


かいとうドチドチびじゅつかんへいく   柏葉幸子(作)/神山ますみ(絵)  講談社
怪盗ドチドチは、そんじょそこらのどろぼうとは違います。何か盗めば必ず代わりに何かを置いていく「とりかえっこ泥棒」なのです。(小学校低学年から)


森はたのしいことだらけ   田島征三(作)   偕成社


キフちゃんと弟のトホ君とねこのロンロが森へ遊びに行きます。素っ頓狂な展開は、自然の生命力から生まれた創造力からくるのでしょうか。自然に触れる機会の多い夏休みにお勧めの一冊。(年長さんから)


たなばたまつり   松成真理子(作)   講談社


七夕の日を前に、笹の葉に願い事を書きに来る小学生、短冊にお絵かきをする小さな妹を優しく見守るやんちゃ坊主などほほえまい小さな町の様子を描いた絵本です。(年長さんから)


ひろしまのピカ   丸木俊(文・絵)丸木位里(協力)  小峰書店


イタリアに暮らす子供たちに、広島のことをどのように伝えていくか。戦争の恐ろしさに加えて、福島の原発事故を受けて原子力を持つ事についても再度考えさせられている今、まず子どもに読み聞かせる前に、一度私達大人も読みなおしてみたい一冊です。(小学校中学年くらいから)


カイロ団長   宮沢賢治(作)/村上勉(絵)   偕成社


トノサマガエルのカイロ団長が、お人よしのアマガエルたちを無理やり働かせる宮沢賢治独特の風刺のきいたお話。時間のある夏休みにじっくり読んでみたい本です。(小学校中学年くらいから)

さわがにベンベ   七尾純(作)久保秀一(写真)   偕成社


ちいさなさわがにベンベが自然の中で生き抜き大きく成長していく姿が、美しい写真と共に語られます。物語として読める「かがくえほん」です。(3才から)





ちびっこカムのぼうけん   神沢利子(作)/山田三郎(絵)   福音館書店



北の国に住む小さな少年カムが、病気の母親のために薬を探して大男ガムリィと闘い、小さなころにいなくなった父親を探して恐ろしい怪物を倒す冒険物語。(自分で読むなら小学校中学年以上)

ライラック通りのぼうし屋   安房直子(作)/小松桂士朗   岩崎書店


ライラック通りの帽子屋さんは、帽子作りの名人ですが、なかなか帽子が売れません。帽子さえ作っていれば幸せな帽子屋さんは、ある日不思議な注文を受けたことがきっかけで別世界に入ってゆくことになります。(自分で読むなら中学年以上)

古事記 21世紀版少年少女古典文学館1 橋本治(著)   講談社


日本にまだ固 有の文字がなかった8世紀初頭に成立した『古事記』は、漢字の音と訓を利用して、神話や古くからの言い伝えを書き表した日本最古の書物である。国の成り立ちを説いた歴史の書にとどまらず、古代の人々の想像力にみちた豊かな文学性を感じさせる。(講談社サイトより)
イザナキ・イゼナミ、天の岩屋戸、スサノオの八岐大蛇退治などの日本神話の数々が、子供用に現代語に訳され、詳しい解説もついているため大変読みやすくなっています。21世紀版少年少女古典文学館シリーズは26巻まで全巻そろっています。イタリアの海辺で日本の古典に触れてみるのも良いかもしれませんね。(小学校高学年以上)



ぼくも、わたしもよんだよ!
文庫便りに合わせて勉強会の子供たちに感想文を書いてもらうようになって3回目、今年度最後の感想文です。今年9月からは勉強会から初めて中学に進む子供たちが出ます。夏の間にエネルギーをためて、元気に新しいスタートを切ってもらいたいと思います。

1年生は読んだ本の好きだったところを紹介してくれました。

陽路君

本の題名:  ファインディングニモ(ディズニー国際版 講談社)
内容:  さかなのニモをおとうさんのマーリンがさがしにいくおはなし。
好きなところ:  おとうさんがさめとパーティーにいくところ。


侑さん

本の題名: はだかのおうさま(こわせたまみ・文/村上勉・絵 フレーベル館)
内容: ようふくのすきなおうさまがとうめいのふくをつくるおはなし。
好きなところ: ラッパをならしたときです。




2年生は、「にぎりめしごろごろ」(小林輝子・再話/赤羽末吉・絵 福音館書店)を読んで、お地蔵さまに親切にしたおじいさんがたくさん宝物を持って帰って来たのを見た隣の家のおじいさんの気持ちになって、自分ならどうしたかそれぞれ想像してみました。


立琴さん
わたしが2ばん目のおじいさんだったらそれを見て、「よかったね。」といいます。でも、おにがこわいので、たからものはぜったいとりにいきません。すこしわけてもらいます。

笑美子さん
1ばんめおじいさんのことをうらまやしいとおもいます。わたしは、おじいさんとおばあさんをやっつける。

洸至君
1ばんめのおじいさんのはなしをきいて、うらやましいとおもいます。もしも、ぼくが二ばんめのおじいさんだったら、やねうらであさまでまって、コケコッコーとなきます。



清水先生クラスはをそれぞれちがう昔のお話読んで感想を書いてくれました。昔話独特の語り口に慣れるまで難しかったそうですが、長いお話を上手にまとめています。

「花さき山」(齋藤隆介・文/滝平二郎・絵 岩崎書店)をよんで ルーチェさん(3年生)


 このきれいな花は、ふしぎな山にさいています。せかい中の人がいいことをすると、この山に花がさくのです。このおはなしの中で、ふたごでおかあさんんおおなかからさきに生まれた子供は、おっぱいをのまないでがまんをしました。おとうとのためにがまんをしたら花がさきました。
 ある日、わたしは、お母さんといもうととおばあさんといっしょにおうちにいました。おばさんは、わたしにその日ディーアーナ*がエルネスティーナおばあさんのおうちに行くことを言っていませんでした。あとで、わたしは、なきました。わたしもいっしょにいきたかったけど、おかあさんといっしょにおうちにのこりました。おかあさんがしんぱいになったのでがまんをしました。
 わたしのお花がさいたらいいなと思います。
 *ルーチェさんの妹さん



「天下一の弓使い」(松本猛・絵/武建華・絵 小学館)を読んで 賢君(3年生)


 これは、昔のユーグぞくの話しです。
 ユーグぞくのひめが、けっこんする人をさがしています。シャオチェントウは、ひめとけっこんしたかったから、ムーラがうちおとした鳥をとりました。本当のことがわかったので、ひめは二人にもう一ど鳥をとらせました。そして、シャオチェントウは、ひめとけっこんすることになりました。
 つぎの日てきがきて、シャオチェントウはたたかいました。まけそうになった時、ムーラがたすけて、かちました。だから、ムーラがひめとけっこんしました。どうしてかというと、ムーラは本当の力をみせたからです。
 ぼくは、負けるがかちだと思います。



「したながばあさん」(千葉幹夫・文/武建華・絵 小学館)を読んで さらさん(6年生)


 今日は、にほんご学校の本をよみおわりました。このはなしには、したがながいおばあさんとおにがでてきます。しぜんをまもる、いいおばけといいおにです。この二人は、森にすんでいて、いろんな人をおどかしました。ある日、人間が山にこなくなったので見にいきました。したながばあさんは、木をぜんぶきったら土しゃくずれがおこるし、いけのみずもなくなるし、たべもものもなくなることを村の人におしえてあげました。さいごは、おともだちになりました。このおはなしのいちばんすきだったところは、さいしょのところです。おばあさんはしたがながくて、いろんなものをつかめるからです。






小林先生クラスは「名探偵ミルキー」シリーズ(杉山亮・作/中川大輔・絵 偕成社)を読みました。同じシリーズでもそれぞれの感想が違うのが面白いですね。



「どんなときも名探偵 ふしぎなあしあと」を読んで 明君(3年生)
 がろうのたばたさんは、わざとびんをぬすんだ。こうしたら、もうどろぼうは、家からにげたとおもわれるから。けれどおしいれの中にかくれて、夜をまった。だけどたつ子は、それがわかって、ミルキーとどろぼうをつかまえた。
 ミルキーは、探偵です。おっちょこちょいです。なぜなら、どろぼうが一人のおばあさんの家のなかにいて、絵を取りに行くために電気をつけたときミルキーたんていは、どろぼうが家から出ようとして、ミルキーたんていにぶつかって、どろぼうをとめられたからです。
 まだなんかんもあるので、またよみたいとおもいます。



「もしかして名探偵」を読んで 光司君(5年生)
 登場人物は名探偵のミルキー杉山です。名探偵の仕事は問題や事件をかいけつすることです。この本には、たくさんの話しがありますがぼくにとっては六才くらいの本でつまらなかったです。なぜなら二ページいっぱいに三行大きく書いているだけだからです。今度は殺人事件をかいけつする話を読んでみたいと思います。



「かえってきた名探偵」をよんで ケンタ(6年生)
 ミルキー杉山さんは、すっごく頭がいいです。いつも眼鏡をかけています。たんていは、いつもコートをきています。コートには、二つのポケットがあります。ミルキー杉山さんは、いつも黒くてちょっとだけよごれている靴をはいています。
 男が店でおつりをおおくもらってお金をぬすみました。レジのたかさきさんがお金をかぞえていたら、たりないことにきづきました。探偵が男がはん人だとわかってテーブルのさらをつかんで男になげたときがおもしろかったです。

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by manekineko-bo | 2012-05-21 23:21