第5回ママのためのレクチャー

「東洋美術研究所所長ジョバンニ・ペテルノッリ先生が語る−宗達、光琳に見る江戸時代における装飾美について」

師走に入って気ぜわしい季節となりましたが、クリスマスの飾りできれいに飾られた街の夜はイルミネーションで輝き,ひと時の間華やいだ気持ちにさせてくれます。

さて、第5回「ママのためのレクチャー」が12月2日(金)に東洋美術研究所で開かれました。
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今回は、昨年お招きしてたいへん好評だった、東洋美術研究所の所長であり、ボローニャ大学文学・哲学部教授でもいらっしゃるジョバンニ・ペテルノッリ先生を再びお迎えして、ご専門の日本美術についてお話をお伺いしました。

日本滞在経験も長く、日本美術に特別な思いを寄せられる先生ですが、今回のレクチャーでは特に、江戸時代の装飾美術について、研究所に集められた貴重な資料の数々を見せていただきながら、この時代の代表的な2人の絵師、宗達、光琳の作品を中心にお話を伺いました。

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宗達、光琳の屏風絵に見る、間(空虚、無)の大切さとその必要性とそれが放つエネルギー(気)や西洋にはない「非対称(アン・シンメトリック)」の必然性と重要性、当時の日本の装飾美術が西洋に及ぼした影響(アール・ヌーボー、印象派からコンテンポラリーアートに至るまで)について、作品をそれぞれ比較しながら、詳しくお話していただきました。

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日本人の観点とはまた違った世界観での先生の興味深いお話を皆で堪能させていただきました。

先生、貴重なお話を本当にありがとうございました。

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第6回「ママのためのレクチャー」は来年2月初旬の予定です。

次回は、藤女子大学文学部の教授で、現在ボローニャで研修中でいらっしゃる菅本康之先生をゲストにお迎えして、ご専門の日本の近代文学についてお話をお伺いする予定です。

たくさんの皆様のご参加をお待ちいたしております。どうぞお楽しみに。
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by manekineko-bo | 2011-12-04 19:23 | ママのためのレクチャー